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2017年5月 4日 (木)

月面X

この怪しげな呼び名は何かと言うことだが、要は月面に現れる"X"状のシルエットとのことを言う。

年に数回見られるそれほど珍しい現象ではないが、今日の5月3日はちょうど月面Xが見られるので早速撮影を行ってみることにした。
カメラは修理から帰ってきたばかりのGH5を使用した。

20170503a
Panasonic DMC-GF7+Leica DG Summilux15mm/1.7

月面Xが出現している時間は数時間ほど。
キレイな"X"が見られるのは1時間程度であろう。

7時半がピークというので実家のベランダを借りてあたふたセッティングしていると、弟が石投げ男という不届きな男を調査するドキュメンタリー番組をやっているよとわざわざ教えに来てくれた。
ちょっとのぞき見たらハマりそうだったので、早々にベランダに籠もることにする。

20170503b
Panasonic DMC-GF7+Leica DG Summilux15mm/1.7

今日の月夜は曇天である。
月のウサギが確認できるレベルではないため、取りあえずはダメ元で撮影を行おう。
雲に厚みのムラがあるので露出設定をマメに変えないと駄目だ。

普通はISO100・F11・1/125あたりだが、今日はISO100・F8・1/80~1/2ほど。
目まぐるしく輝度が変化する。

20170503c
Panasonic DMC-GF7+Leica DG Summilux15mm/1.7

超望遠でシャッター速度が普段より稼げないため赤道儀は必須であろう。
何しろ月面Xは肉眼では分からないのだから。

20170503d
Panasonic DC-GH5+M.ZD ED300mm/4 IS PRO+MC14

GH5で撮影した月面である。
どうせなら快晴時のクリアな月を撮りたかったですね。

月面Xはクレータに囲まれるX状に隆起した地形に、ほぼ真横からの光源に因って隆起部が陰影の中に浮かび上がる現象だ。
つまり半月の境界部陰影面に現れる。

20170503e
Panasonic DC-GH5+M.ZD ED300mm/4 IS PRO+MC14

トリミングである。
おー、ちっこいけど、あったあった。
フォギーなのでちょっとショボいが一応撮影出来た。

でも、JPEGに色々細工すると画質が落ちますねえ。
パナのRAWに対応した天体ソフトが欲しい。

今年はあと7月・8月・10月・12月に見られるが、夏場は空がまだ明るい可能性があるのでリベンジするとしたら秋以降ですかねえ。

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コメント

小さなXに見えますけれど、実際はかなりの標高なんでしょうね。
想像をふくらませるとロマンチックな気分になりますね~。

ショボい"X"ですが撮影出来るとかわいいものです。
しかし毎度のことですが、イベント時は天気が悪いですねえ。

ほー、これは初めて知りました。
初心者ですが、結構、専門誌なんかのぞいていますが、これはすごい!

GH-5も天文撮影もどうですか?
たしか~GX-8は、天体用のオートがありましたが、このケースではマニュアルで撮影するんですよね。見つけたときはちょっと感動するんじゃないですか。

月は結構輝度がありますので普通にAFが使えますよ。
GH5にも星空AF相当のAF能を持っていますので、天体撮影にも十分使用可能です。

月面Xはこの日の曇天では背面液晶による確認はよく分からなかったので、現像ソフトで確認できた時にはちょっとホッとしました。

まあ、失敗してもブログではネタになるので、もう何でもありですねえ。

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