Vario-Tessar T* FE 24-70mm/F4 ZA OSS(スペック)
フランジバックの短いミラーレスであるが、焦点域に因るところを考慮してもレンズサイズが大幅にダウンサイジングされるわけではない。
そんなミラーレスであるが、やはりボディのコンパクト化はスバラシイモノがあり、大口径レンズを主力にチョイスしなければ機動性を重視する私でも十分に満足のいくシステムを構築出来るのではないかと言うことで購入した。
今回、そのレンズシステムの主力を担うものとして選択したのが標準域のF4ズームだ。
ツァイス銘柄のVario Tessarである。
73x94.5mmとかなりコンパクト。
重量も426gと相当軽く感じる。
いままでキヤノンの24-70mm/4 IS USMを使っていたので、そのギャップには驚かされる。
ただキヤノンの24-70mm/F4ズームには簡易マクロモードが付いていたので、その利点を考えると200gくらいの差は個人的に帳消しさせられる。
レンズ構成は10群12枚。
5枚の非球面と1枚のED(特殊低分散レンズ)を含む。
最近の傾向か半分が特殊レンズだ。
フィルター径は67mm。
まあ標準F4ズームとしてはスタンダードな感じである。
絞り羽根は7枚。
奇数なので光芒は多く出そうだ。
レンズの鏡胴は極めてシンプル。
フォーカスリングとピントリング以外には何も見当たらない。
手振れ補正のon/offやAF/MFの切り替えも全てボディ側で行う様になっている。
色々な意味でソニーらしいデザインといえる。
ズーミングはテレ側に回すことで鏡胴が伸びる。
インナーフォーカスのなのでピント時に鏡胴が伸びることはない。
テレ端でだいたい3cm強ほど伸長する。
デザインバランス的には問題ない感じだ。
最短撮影距離は40cm、最大撮影倍率は0.2倍と僅かに不満が残る。
決してスペック的に問題がある訳ではないのだが、マイクロフォーサーズやキヤノンの24-70mm/F4を使っていた自分からすると、もう少しだけでも頑張ってもらいたかった。
簡易マクロの付いた便利F4ズームが出たら速攻で切り替えるであろう。
フードは起毛タイプでなく、梨地加工されたパターンだ。
まあ、お値段なりにと言ったところか。
ロック機構もしっかりと固定される。
キヤノンと違って直線パターンを主体としたデザインなので、フードを取り付けても精悍さがある。
これは私にとっても大切なファクターなのだ。
年齢的にももう大口径ズームを何本も持って撮影することはないであろう。
小さい子供を抱きながら所持するフルサイズシステムとしてはF4ズーム群は必須である。
写真k
DSLRではボディの大きさから使用頻度がかなり減ってしまっていたが、α7シリーズはもう一度フルサイズを常用システムとして稼働させてくれるであろう可能性を秘めている。
a7RIIの時はファイルサイズからその使用頻度が一時抑制されてしまったが、a7SIIになってもう一度活躍してくれると信じている。
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