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ana

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2017年10月 2日 (月)

FE 90mm F2.8 Macro G OSS(スペック)

先月のレンズ修理の折、偶然に見つけた中古レンズだ。
ソニーのEマウントはまだ新規で使い始めたばかりなので、レンズの充実度が少ない。
狙っているレンズであれば、ユーズドでもモノが良ければ手に入れておこうと言う訳である。

20171002a

ソニーのレンズは寄れるレンズが少ないように思う。
寄ることが容易いマイクロフォーサーズを使用しているせいもあるであろうが、キヤノンのズームでもハーフマクロ以上に近接撮影が可能なレンズもあるので、あながち間違いではないであろう。

そんな中で私のEマウント所持レンズでは最も寄れるレンズになったのがこれだ。
まあ、マクロなので当たり前であるが。

20171002b

サイズはØ79x130.5mm、重量は602g。
初めて持った時はキヤノンの手振れ補正付き100mmマクロの方がずっと軽かったなと感じたが、スペックを見るとこちらの方が20gほど軽いので印象というのは大きな影響を与えるなあと思うところである。

20171002c

フィルター枠は62mmで絞り羽根は9枚。
インナーフォーカスなのでピント合わせの時に全長の変化は見られない。

20171002d

レンズ構成は11群15枚。
非球面、ED(特殊低分散)ガラス、スーパーEDガラスなど特殊レンズを3枚含む。

20171002e

ピントリングは懐古な金属製だ。
適度な抵抗があって非常に使いやすい。
個人的には汚れが目立つがゴムローレットの方がスキである。
印字のカラフルさから二昔ほどの世代の古さを感じさせる。
ある意味、ソニーらしさがないレンズであろう。

オリンパスPROレンズやトキナーのレンズの様に、ピントリングを前後にスライドさせるリングスライドスイッチにより素早くMFに切り替えることも可能だ。
ミラーレスマクロで距離計のついたこれが出来るレンズはひょっとしたらコイツだけではないだろうか。

20171002f

最短撮影距離は28cm、最大撮影倍率はマクロなので1倍である。
レンズ内の手振れ補正機構のOSSが搭載されているので、ボディ内と組み合わせたハイブリッド補正が可能となっている。

20171002g

マクロレンズらしく被写体までの距離に合わせた切り替えモードがついている。
ボディがフルフレームのコントラストAFであるSIIということも考えられるが、AFの合焦スピードが少し遅く感じる。

フォーカスを外して最短から無限遠まで行ったり来たりするとやたら時間がかかるので、ミラーレスではこの切り替えモードはありがたい。

20171002h

ソニーのフード内面は例の如くサテン様となっている。
個人的には起毛がいいのだが、GMモデルとかはどうなのだろう。
まあこれは気持ちの問題かな。

20171002i

フードは円筒形で逆被せでコンパクトに収納することも可能である。

20171002j

持ったホールディングもなかなかよい。
近接撮影での手振れ効果は若干落ちるが、それでも手振れ補正がある意味は非常に大きい。
難点はAF速度であるが、この辺は上手くリングスライドスイッチと組み合わせながら対処していきたい。

写りの評判がヨロシイレンズなので、中望遠レンズとしても活用していきたい。
100mmSTFと少し被るが、Eマウントで寄れる所持レンズは今のところこれだけなので上手く使い分けよう。

FE 100mm F2.8 STF GM OSS

スペック
テスト撮影

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コメント

ちぇりたさんは、中望遠を必ず装備しますよね~~
私も135mmの中望遠がほしい~んですが、予算もそうですが他にも
ほしいものがあって目移りしちゃっているんです。
ズームのほうがコスパは高いかな~と思う先入観があるんだと。
でも、単焦点のほうが満足度は高いですよね~~ これがレンズの
沼の誘惑っていうやつでしょうかね~(笑)

私も135mmは大好きですね。
人物撮影に距離を持って撮影でき、しかもかなりボケるという。
ただ焦点距離がありますからブレないようにしっかりとしたホールディングが必須ですよねえ。

なので90~100mmのF2.8マクロで代替するのが多かったです。
最近は娘から目が離せないので、手ぶれ補正機構の存在しない中望遠は諦めています。
ボディ内補正のシステムを使うようになってもう一度使ってみようかなという色気が出てきました。
今あるSTF100mmなんかはその典型例ですねえ。

レンズ沼はヤバいですよ。
私は一度ボケ具合を徹底的に突き詰めた結果、Nikonの200mmF2に行き着いたことがあります。
あれはスゴいですねえ。
ボケもさることながら動物園の被写体撮影で檻を消すことが出来るんですよ。
キヤノンのEFマウントに戻ってきたら、もう一度使ってみたい焦点距離です。

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