FE24-105mm/F4G OSS(スペック)
個人的に標準ズームの選定に於いては寄れることが重要なファクターとなっている。
なのでキヤノンの時にはEF24-70mm/4L IS USMを、Nikonの時はAiAF Zoom-Nikkor24-85mm/2.8-4Dを愛用していた。
APS-CボディはSIGMA 17-70mm/F2.8-4.0 DC MACRO OS HSMが手放せなかったくらいだ。
マイクロフォーサーズは寄れる標準ズームが充実しているので幸せだ。
ところがソニーのFEマウントには、そのような標準ズームは存在しない。
だいたいオーソドックスな最短撮影距離を誇るものばかりであった。
ソニーのレンズは接写能力には重きを置いていないのだろうなあと、レンズメーカーから斯様なレンズが発売されるのを待ちますかと諦めていたところ、突然近接撮影に長けた標準ズームが発売されるという発表があった。
もう、即座に購入決定である。
前置きが長くなったが早速本題に入りたい。
我慢出来ずに先日発売されたばかりの寄れるという評判なFE24-105mm/F4G OSSを手に入れてきた。
サイズはø83.4 x 113.3mm、重量は663g。
以前まで使っていたFE24-70mm/4ZAよりは大柄であるが、テレ端が伸びた長所で相殺したい。
実際に手に持つと重量は気にならないが、a7SIIとのサイズ比較だとやはりデカい。
レンズ構成は14群17枚。
特殊レンズは計7枚で、EDガラスが3枚、高度非球面AAレンズが2枚、非球面レンズが2枚となっている。
フィルター径は77mm、まあフルサイズ対応ならば仕方のないところであろう。
絞り羽根は円形9枚である。
レンズ最前面にはフッ素コーティングが施されており、汚れに対し強くなっている。
鏡胴の質感はプラスチッキーであるがまあまあ。
ズームリングとフォーカスリングはラバー調で適度なトルクがあって使いやすい。
ミラーレスのAFレンズなので距離計がないのであるがちょっと寂しい。
ソニーのズームリングを回す方向はカメラを構えた状態で時計回りの方向だ。
パナやNikonと同じである。
因みに逆はキヤノンとオリンパスがあるが、マイクロフォーサーズはパナとオリンパスでやっているのでズームレンズを混在させて持ち出すと一瞬混乱する。
テレ端とワイド端の鏡胴の伸び具合である。
伸び代は約45mmほど。
ズームロックは存在しないが、逆さまにしても伸びてしまうことはないと思う。多分。
本体にはAF/MF切り替えスイッチと防振機構のON/OFFスイッチがある。
AFは高速で無音、実用性は極めて高い。
一応手振れ補正機構はボディとのハイブリッドを行っているらしいが、オリンパスになれていると少し物足りなさを感じる。
センサーサイズに違いはあるが、パナも一気に進化してきたので、ソニーにも頑張っていただきたい。
Gマークの下にあるのはフォーカスホールドボタン。
使い始めるとやめられなくなる便利なボタンである。
ボディメニューから他機能に割り当てることも可能である。
さて、一番気になるところである。
最短撮影距離は38cm、最大撮影倍率は0.31倍とのこと。
焦点域が24-105mmということを考えるとよく頑張っていると思う。
可能であればマクロモードなどを付けていただくと嬉しかったのだが、値段とサイズが大きくなると本末転倒になるのでこれでいいと思う。
シーリングなどによる防塵防滴も施されているので様々な環境での使用が可能だ。
さすがに水没はアウトだが、この焦点域で寄れる防塵防滴ズームの汎用性はかなり高い。
フードはプラスチック製バヨネット式の花形だ。
内面はサテン状で内反射を防ぐ。
α7SIIボディが小さいので、フードを装着するとかなり迫力が出る。
外付けグリップが欲しくなるが、ミラーレスはなるべくコンパクトなシステムを意識しているのでこのままでいこうと思う。
一瞬、バランス的にα9が欲しくなったがここはグッと抑えたい。
評価も結構高そうなので、早速テスト撮影を施行したい。
ソニーFE24-105mm F4 Gは FE24-70mm F4 ZAよりもずっと良好な性能
デジカメinfo
FE 24-105mm/F4 G OSS
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テスト撮影
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