自分的デジカメ録 2017
7回目のデジカメ録である。
もうマウント変更は無いだろうなあと思っていたら、いきなり今年にフルサイズセンサー搭載の主力級マウントの変更があった。
・Sony α7R II
一時離れたものの、長年連れ添ってきたキヤノンEFマウントを手放して、ソニーのフルサイズEマウントへと変更を行った。
α7R IIである。
巷では最近IIIが発売になったが、私の購入は初夏なのでまるで気にしていなかった。
4000万画素を超える画素を持つコンパクトボディフルサイズミラーレスだ。
当初は精細感溢れる画像に陶酔したが、子供と一緒に激しく動き回る撮影スタイルでは逆に高画素は仇となり、また巨大ファイルサイズによるタブレットPCでのRAW現像は実用面からも厳しいものがあり、ひと月程度で手放してしまった。
子供が独立した後か、自分が独り者だったらRIIで落ち着いていたと思う。
・Sony a7S II
と言う訳で、低画素というか高感度に特化したα7S IIへ買い換えたのだ。
AF速度に若干の難はあるものの、室内・屋外・昼夜を問わないボディは今までの撮影スタイルを大きく変更させた。
「取り敢えずはこのカメラ」というまでにそのポジションを決定付けたが、私のカメラライフで最も重要な「寄れる標準域ズーム」という要素に欠けたためメインシステムには一歩及ばなかった。
後日、ソニーから寄れる標準ズームであるFE 24-105mm F4 G OSSが発売されたが、やはり最大撮影倍率0.31倍はマイクロに慣れた身としてはパンチ力に欠ける。
それでもフルサイズミラーレスとしては唯一無二の寄れるズームなので非常に貴重だ。
・Panasonic DC-GH5
パナカラー好きの自分としては久し振りに期待度が高まったフラッグシップ機の登場だ。
パナソニックのDC-GH5。
個人的に主力として使用しているマイクロフォーサーズマウントである。
念願のボディ内手振れ補正が搭載され、APS-Cセンサー搭載のDSLR程のボディサイズ故の握りやすいグリップに操作しやすいボタン配置。
E-M1 MarkIIはコレで引退かなと思ったが、使ってみればDual I.S.2対応レンズであれば組み合わせでそれなりの補正効果を出せるが、ボディ単体の補正能は絶賛出来るレベルでは無かった。
なのでE-M1 MarkIIとの併用でTPOに合わせて使用している。
・PanasonicDMC-GF7
本来、コンパクト且つ軽量で機動力を上げられるという目的で購入したマイクロフォーサーズだったが、最近は性能重視のためフラッグシップ機かハイグレードモデルしか購入していなかったのを反省し、原点回帰のために購入したカメラである。
DMC-GF7。
すでにGF9が発売になっていたため、かなりの値引き率で購入出来た。
最低限の機能しか無いため、4Kなどという気の利いたものは存在しない。
Leica DG Summilux15mm/1.7と組み合わせると最強である。
鞄の中に絶えず放り込まれているので、どんな時でも持ち出せる。
時と場所を選ばない神出鬼没のカメラ。
ただ室内撮影は苦手だ。フリッカーが凄まじい。
・Canon EOS M5
ブツ撮りシステムに使用していたM3の後継機として購入したM5。
なんと言ってもレリーズケーブルに対応してくれたのが嬉しい。
キヤノンのAPS-Cセンサーが搭載されたミラーレス機である。
ようやくAF速度も実用的になり、デザインもDSLR的でかなり惹かれたが、実際にミラーレスをメインでやっているメーカーに比べるとまだ後塵を拝する。
圧倒的に専用レンズシステムが足りない。
ある意味不遇なカメラだったM5は、後日M6に切り替えた。
・Canon EOS M6
少しは外でも使ってみようかとデザインに惹かれたM5を購入したのであるが、やはりレンズシステムが少ないと使わないためブツ撮り専用機に舞い戻った。
ところがEVFセンサーが邪魔をして背面液晶が落ち着かない。
なのでEVFのないモデルとしてM6へ変更された。
こちらもM5同様リモートケーブル対応である。
Bluetooth対応と書いてあったので、全方位対応のワイヤレスリモートのBR-E1も使えるのではと期待したが、カメラ屋さんから使えませんよと指摘された。
ブツ撮り専用機であるが、やはりキヤノンは使い勝手が非常にヨロシイ。
まだ厄が残っているのか、最近タッチパネルの感度が急激に悪化しているのでちょっと心配だ。
因みに所持現行機種で2400万画素と最も画素番長でもある。
【まとめ】
今年は子供の大学入学と中学受験が控えていたので支出を抑えるつもりだったのに6台も購入してしまった。
まあ、この6機種の中から一つ選ぶのであればやはりGH5だと思う。
AF速度、AF精度、4K/6Kフォト、4K60p対応と必要なものが全部入っている。
次点でα7SIIとGF7かなあ。
共に使いやすさがスバラシイ。
Panasonic DC-GH5+Leica DG Vario-Elmarit12-60mm/2.8OIS.
GH5は非常に優れているが、最近は動画のファイルサイズが問題になってきた。
バックアップ用のHDDの埋まる速度がヤバいのだ。
最近は敢えて4Kに拘らなくてもFHDでもいいかと思える様になってきた。
なのでDC-G9に切り替える予定である。
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コメント
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ん?さらっ~とG9PROでしょうか~(笑)
私もこれは、がんばって購入するためけの価値があるかな~と思って
います。。HDはある程度の寿命があるとの話しを聞くと、あまり大きな
画像とデータはやっぱ困りますよ。。その都度、購入しなくてはならない
し。ストレージサービスもいまいち心配がありますからね。
SONYは突然でびっくり~しました。あれほど、Canonを愛用されていた
のでまさか~と思いましたよ。。(笑)
投稿: SAKURA | 2017年12月30日 (土) 22時46分
私はRAWファイルで画像を保存するので、結構HDDを喰いますねえ。
自宅PCであればα7RIIの画像ファイルもストレスなく処理できるのですが、職場のSurface Pro3ではとてもじゃありませんが現像を苦痛に感じるレベルですね。
今の現状では3000万画素以下ではないと厳しいです。
ソニーマウントはいつまで続けるか分かりませんが、Canonが魅力的なフルサイズミラーレスを出してきたらまた乗り換える可能性もあります。
ただ、フランジバックがDSLRと同じミラーレスでしたらSonyで行こうと思います。
レンズ資産は大きいですが、それ以上に僅かでもコンパクト化を期待しますねえ。
投稿: ちぇりた | 2017年12月30日 (土) 23時14分