MacroElmarit R60mmとマウントアダプター
ライカRマウントレンズであるMacroElmarit R60mmとソニーのEマウント機であるα7S IIを組み合わせるには、マウントアダプターという規格の異なるボディとレンズを装着させる接続具が必要となる。
購入したのはソニーEマウントとライカRレンズ専用のマウントアダプターだ。
私も随分と色々な規格のアダプターを購入したが、この組み合わせは初めてである。
なので今回はちょっとギミックの付いたアダプターをチョイスしてみた。
KIPONのT&S L/R-S/Eだ。
T&S、つまりティルト撮影とシフト撮影が可能になるアダプターである。
要はアオリ撮影が出来ると言うことだ。
レンズとセンサー面の光軸をずらすことで特殊な撮影が可能になる。
Nikon D700+PC-E Micro NIKKOR 45mm/F2.8D ED
ティルト撮影はレンズを傾けての撮影となる。
ピント面を傾ける事が可能で、奥行きのあるブツ撮りなどを行う時に効果を発揮する。
有名なジオラマ風撮影などはこれを応用している。 wikiより
シフト撮影はレンズをスライドさせて撮影する。
高めの建造物などを撮影するとパースがついて上方が細くなるものであるが、これを打ち消すことなどができる。
さて、コレでME60も幅の広い撮影が可能になるぞなんてほくそ笑んでいたら、通常のティルトシフトレンズとは異なりかなり使い辛いレンズであると言うことが分かってきた。
ティルトが上下でなく下方にしか動かないため、ジオラマ撮影のためにレンズをはね上げるにはレボルビングでレンズ鏡胴を180度半回転させなくてはならない。
そうなると絞りリングが下を向いてしまうので、撮影時に毎回カメラをひっくり返して絞りの数値を確認する必要があるのだ。
CPU非搭載MFレンズの悲しいところだ。
しかもティルトでレンズをはね上げると、ティルトロックノブがレボルビングでグリップ側に回って来てしまい締め付けにくくて仕方がない。
Sony α7S II+Leica MacroElmarit R60mm/2.8
まあ、それでもティルト・シフト可能なマクロレンズというのは、ミラーレスレンズに於いては貴重であるから納得して使うしかない。
通常使用ではまず気になることはないので、まあ特殊撮影時のみ我慢して使いますか・・・・。
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東京都庭園美術館ですね。よく行きました。
ちぇりたさんの影響で、AF主義になったので~(笑) マウントアダプターは
使ったことがありません。一度はツアィスレンズなんかは使ってみたいと
思いますが。
投稿: SAKURA | 2017年12月28日 (木) 13時03分
拘りのあるレンズであればマウントアダプターも「あり」だと思いますが、やはりAF速度や使い勝手からはマウント専用レンズには及びませんねえ。
おそらく私もマウントアダプター遊びはこのME60のみになりそうです。
通常のアダプターですとただのMFハーフマクロですが、ティルト/シフトが付いているので、まあ付加的な楽しみ方が出来るかなあと。
投稿: ちぇりた | 2017年12月28日 (木) 19時40分