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2017年12月19日 (火)

柿の木

私がまだ小学校に入学したてだった頃、木こりの様に木を切り倒す事に憧れていた。

当時、実家の庭は祖父が管理しており、庭の手入れが生きがいだった祖父は絶えず監視の目を光らせていたのだ。
何とかして、庭の木を一本切り倒したい。
しかし竹を一本切り倒すだけで祖父は私を真っ暗な物置に閉じ込める程であった。

20171219a
Panasonic DC-GH5+Leica DG Vario-Elmarit12-60mm/2.8-4OIS.

今の母屋が建てられる前の場所に手頃なしぶ柿の木があった。
当時の直径は10cmほど。
祖父の監視エリアから微妙に外れている。

うん、これはいい柿の木だ。
物置からノコギリを引っ張り出して、ギコギコと切り始めた。

見よう見まねだったので、確か倒れる方に切り込みを入れて、反対側を切ればいいのではないかと試行錯誤していた。

当時は斧ではなく、ノコギリで切り始めると刃が木の重みで挟まれて動かなくなるなどという事まで分からなかったため、どうにも上手くいかない切り倒し作業に手間取り、直に飽きて道具もそのままに自宅に引っ込んだ。

それから数時間後、髪の毛はないが烈火の如く怒髪天となった祖父が怒鳴り込んできた。
犯人は私だと直ぐに分かったらしい。
私が度々こっそり持ち出す折りたたみ式ノコギリ出しっ放しにしていたことと、切り込みを入れた傷の位置からだ。

20171219b
Panasonic DC-GH5+Leica DG Vario-Elmarit12-60mm/2.8-4OIS.

実はそれから後のことは記憶に残っていない。

兄が「あれほど祖父を怒らせるとはずげえなあ」と事あることに言っていたので、相当な怒られ方ではなかったろうか。

20171219c
Panasonic DC-GH5+Leica DG Vario-Elmarit12-60mm/2.8-4OIS.

その柿の木も随分と大きくなった。
切り込みの傷は位置が随分と高くなっているが未だに残っている。

見る度にあの時の祖父の顔を思い出す。

先日、柿の木の傷を見せて覚えているかと兄に聞くと、もちろんだよと笑いながら答えてくれた。
母も「スゴかったねえ、アレは」と当時を懐かしんでいた。

インパクトありすぎだなあ。

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コメント

子供時代の苦い思い出ですね~~(笑)
私も同じような悪さをして叱られた記憶があります。子供って意味も
なくすることってあると思いますね。
自分が親になった立場では、そのようなことでも叱らないよう~にと
勤めたつもりですが、やっぱり~怒こってしまうんですよね~
反省、反省、、、、孫のときはうまく叱ろうと今でも肝に銘じています。
しかし、そのときの跡がこんなに綺麗に残っているのは羨ましいです。

子供って何で同じ悪さを繰り返すのかと思っていましたが、私も同じ事やっていましたね。(笑)

ただ、自分でやるだけやってダメだと理解したせいか、はたまた祖父の激しい怒りに触れたせいか、あれ以来木こりの拘りは消えてしまいました。

叱り方は本当に難しいと思います。
その時点での子供の心理状態や、背景、時間的経過など複雑に絡み合っていますから、教科書みたいにこうあるべきというシンプルな解答がないのが厄介ですね。
取りあえず、自分の経験や信条を信じて各々のケースに対処した叱り方をしないとダメですねえ。
嫁さんと叱り方でたまにぶつかります。(笑)

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