マンガ
今日は一日雨であった。
なので昼休みに外に写真を撮りに行くこともできずに、ずっと職場に引きこもっていた。
仕事もさほど忙しくなく暇をもてあましたので、空いている時間に久しぶりにマンガを読んでみた。
私のお気に入りの伊藤理佐が書いたエッセイマンガ「ハチの子リサちゃん」だ。
伊藤理佐を知ったのは私がまだ大学生の時である。
この頃「まんがくらぶ」という4コマ中心の月刊誌をよく読んでいて、それに当時連載されていた作品のファンになってしまったのだ。
この20年以上前のマンガはいくつかの恋愛ギャグ短編が収められるもので、当時の絵のタッチは決して上手とは言えなかったが、独特のギャグとスピーディーな展開にすっかり虜に。
単行本も次々購入した。
私が社会に出てからマンガはご無沙汰になってしまったが、五年程前、偶然に伊藤理佐の新しいこの単行本を本屋で見つけた。
D700+PC-E MicroNIKKOR45mm/2.8D
「ハチの子リサちゃん」は本人の生まれ育った長野県での子供時代エッセイをマンガに仕立てたものだ。
作者を懐かしく感じながら手にとって数ページ読んでみたところ、独特のギャグセンスはより洗練され、話の構築が非常に上手くなっており内容にどんどん引き込まれた。
コレは買いでしょうと、速攻で購入した。
絵は相変わらずの感じであるが、伊藤理佐らしく好感が持てる。
とにかく内容が秀逸である。
嫁さんや職場のスタッフにも人気がある。
私の子供時代に憧れた田舎での生活がこの1冊に詰まっている。
ただ実際に田舎に住めば色々な苦労もあるだろう。
40歳の半ばになった今、ギャグマンガの中で面白可笑しく田舎の魅力を伝えてくれるこの本は、少年時代にリアルで体験したかった私の欲求の美味しいところだけを満たしてくれるマンガなのだ。
ギャグマンガだからこそ、その魅力のみを美味しく頂くことができる。
なかなかいい「本」ですよ。
(ちょっとHな描写はありますが)
最近のコメント