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ana

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01.マイクロフォーサーズ

2018年10月30日 (火)

LEICA DG ELMARIT 200mm/F2.8 O.I.S.の月撮影

私が望遠レンズを購入する理由の一つに天体撮影がある。
特に月を撮影する際は換算800mm以上は欲しいために、以前はオリンパスのM.ZD ED300mm/4IS PROに1.4倍テレコンを装着して換算840mm望遠として愛用していた。

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ただ、300mm/F4はマイクロフォーサーズのレンズ群の中では度を抜くサイズであり、天体撮影時は三脚装備が常用なので問題なかったが、通常撮影で持ち出す際はちょっと躊躇するレベルだったのだ。

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そんな中、高品位超望遠レンズとして発表されたのが、このLEICA DG ELMARIT 200mm/F2.8 O.I.S.である。
換算では400mmという焦点域になってしまうが、2倍のテレコンを取り付けることで換算800mmという超望遠レンズに化けるのだ。

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ここで問題になるのがテレコンだ。
1.4倍テレコンと2倍テレコンでは、画質劣化は倍率が高い方が強く表れる。

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手元には1.4倍のと2倍のテレコンがあるが、まあ細かい比較は後日にやるとして、取り敢えずは200mm/2.8に2倍テレコンを装着して月撮影を行い、実際に300mm/4+1.4倍テレコンとの比較を簡単に見てみたい。

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おー、200mmと2倍テレコンは結構キレイに写るではないですか。
一応、さらにトリミングして表面を確認してみたい。

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うん、個人撮影でこれだけ写れば十分であろう。

ここで、以前撮影した同じ頃合いの月齢撮影を行った300mmF4+1.4倍テレコン撮影によるコントロールを持ってこよう。

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ボディはG9でなくEM-1 MarkIIであるが、お互い同じくらいの画素数なので同ピクセルで切り出し比較してみた。
月までの距離や大気の状態で微妙な差はあるだろうが、解像感はほぼ同程度と思われる。

今までのやや汎用性の低かった300m/F4に比べれば実用性のある焦点距離で、しかもコンパクトになった200mm/F2.8。
テレコン使用でも十分な解像感を維持できているので、今後は普段使いにもどんどん活用していきたい。

2018年10月23日 (火)

G9のファームアップ1.2

先日いG9のファームをVer.1.1にアップしたのであるが、直ぐさまVer.1.2が発表されたのでファームアップを早速行うことにする。

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ファームを書き換えることで、G9のオートフォーカス性能やフリッカーの改善が行われるという。

フリッカーは廉価なボディで結構派手に出る。
G9の使用時でフリッカーが気になったことは殆どないが、とりあえず何れも外せない機能改善だ。

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まあ、例の如くSDカードによるアップ法だ。
SDカードにダウンロードしてカメラボディに読み込ませれば良い。

手軽で比較的統一されている方法なので簡単である。

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ぱっと使ったところ、明らかに変わったとはわかりにくいファームであるが、まあ気持ち的には違うので新しくなったG9V1.2をかわいがっていきましょう。

今回も失敗せずに一安心である。

2018年10月21日 (日)

単焦点の望遠レンズ

先日、パナソニックから発売されているLEICA DG ELMARIT 200mm/F2.8 O.I.S.を購入した。
焦点距離から考えると結構コンパクトなレンズであるが、レンズの塊のような重量感があるので存在感は比較的大きい。

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35mm換算では400mm/F2.8となる単焦点だ。
ハイスピードでシャッターが切れる強みがある。

ボケ具合は35mm換算だと、同じ撮影距離という前提ではF5.6程度となる。
ただ、一般的な400mmF5.6に比べ、1.15mと接写に近い撮影が出来るためボケは結構大きく表現される。

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Panasonic DC-G9Pro+Leica DG Elmarit200mm/2.8OIS.

オリンパスのM.ZD ED40-150mm/F2.8PROと比較しても、二線ボケ傾向が少なくキレイな背景を作り出す。

以前、キヤノンのEF200mm/F2.8LやEF300mm/F4L、EF400mm/F5.6Lにマウントアダプターを使用してマイクロフォーサーズに装着したことがあった。
その時は各レンズに於いて収差が出現し、特にテレコンを付けると結構厳しいレベルの収差に悩まされる状況になったのだ。

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Panasonic DC-G9Pro+Leica DG Elmarit200mm/2.8OIS.

そんな時にオリンパスのM.ZD ED300mm/F4IS PROが発売された。
収差フリーのスバラシイレンズである。
1.4倍テレコンを付けても気にならない。さすがマウント純正と舌を巻いた。

この200mmも同様だ。
クリアで相当なレベルを持つ名玉である。

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Panasonic DC-G9Pro+Leica DG Elmarit200mm/2.8OIS.

オリンパスの300mm/F4ほどは最大撮影倍率が高くはないが、それでも換算0.4倍を誇る。
300mm/F4に比べサイズが小さいのでフットワークが軽くなること間違いないであろう。

換算600mmに比べれば400mmなど汎用性の高い望遠焦点域だろうなあと思っていたら、やっぱり長焦点の長さを切に感じる羽目に。

それでも600mmに比べれば・・・、と考えるようにしますか。

2018年10月19日 (金)

G9のファームアップ1.1

今月中にパナのG9に対してVer1.2のファームアップが来るらしい。
そういえばG9には購入以来、まだ一度もファームアップを行っていない。

というわけで半年近く前に旬はとうに過ぎ去ってはいるものの、今更ながらファームアップを行ってみる。

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そういえばG9はUSB給電が可能になったのだという。
端子は3.0マイクロBだが、2.0マイクロBでも給電は出来ているようだ。

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時間はかかるが、2.0でもしばらく接続したままにしているとバッテリーの液晶メモリが増えていた。

3.0の方が時間短縮できるのかな?今度やってみよう。

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まあ、いつもの例のごとくSDカードにファームアップファイルをコピーして、G9本体に差し込み再生ボタンを押せば良い。
オリンパスのPCソフトによるファーム管理も良かったなあと感じる今日この頃だ。

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Ver.1.0から1.1にアップである。
直に1.2へすぐさま更新されてしまうであろうが、まあこういう儀式は重要だ。

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ファームアップはカメラ機能更新もさることながら、ファームアップを行う行為もまた楽しいのだ。
撮影モチベーションを維持してくれる重要なファクターである。

ただ、失敗は恐ろしい。
まだ経験はしていないが・・・、あれ?いつだっけ?したかな?

2018年10月15日 (月)

LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm F1.7はどうでしょう

発表から少し時間が経過してしまっているが、マイクロフォーサーズからすごいレンズが発表された。

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LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm F1.7 ASPH.だ。
換算20-50mmの焦点域を持つ、明るさF1.7を誇る超ハイスピードズームレンズである。

パナソニックのセンセーショナルなフルサイズミラーレスの発表に圧され気味のレンズであるが、なかなかどうして結構な破壊力を持つレンズとして注目されている。

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焦点範囲から動画撮影に特化させてあるズームではないかと思われる。
F1.7という明るさから、室内(動画)撮影にもうってつけだ。
もちろん、スチルにも最強である。

先日と同様、問題はお値段である。
F2.8ズームより2段近く明るいズームだ。10万円台ではあり得ないだろう。
20万円台・・・、いや、その上を行くかなあ?
ライカ銘柄だし、実売30万前後くらいになりそうな予感・・・・。

寄れるズームだったら前向きに検討したい。
・・・が、発売時期がLUMIX Sと近かったらしばらくWait & See.ですかねえ。

2018年10月 7日 (日)

LEICA DG ELMARIT 200mm/F2.8 O.I.S. がやってきた

値段が値段なのでいつ購入しようかと悩んでいたのであるが、来年の今頃は消費税も10%になる予定であるし、数の出ないレンズであるから直前の駆け込み需要で不足して値上がりするのもなんなので、今このタイミングで購入してみた。

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パナソニック製マイクロフォーサーズマウントの200mm単焦点レンズ、LEICA DG ELMARIT 200mm/F2.8 O.I.S.である。
35mm換算で400mm望遠レンズとして活用できる。

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昨日のZ7も箱が大きかったが、こちらも大きい巨大な箱だ。
パナ製ライカ望遠ズームの箱と比較してみた。
ちなみにZuiko300mm/4ISの箱よりもこの200mm単焦点レンズの方が一回りデカい。

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付属品に1.4倍テレコンがついている。
35mm換算だと560mm/F4の望遠レンズとして活用可能だ。

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このレンズの下取りにM.ZD ED300mm/4IS PROを手放したので、一緒に2倍テレコンも購入した。
こちらのテレコンを装着すれば800mm/F5.6の超望遠レンズとして活躍できる。

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Olympus E-M1+M.ZD ED300mm/4IS PRO

今まではマイクロフォーサーズで大きなぼけを生み出すときにはオリンパスの300mm/F4ISを使用していたが、やはり換算600mmとなる超望遠レンズは全長的にも焦点距離的にも長い。
カメラバッグに入れてもお尻が飛び出してしまうので、300mmの時はザックを利用せねばならなかったのだ。

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しかし、このレンズは300mmに比べると5cmほど短い。
しかも望遠端が換算400mmなので600mmに比べて汎用性が高いのだ。
F値もF2.と1段明るい事で、シャッター速度も稼げる。

ただ、お値段がねえ・・・。
値が張りましたねえ・・・。

2018年5月26日 (土)

Leica DG VarioElmarit 50-200mm/2.8-4OIS.(スペック)

随分と長く待たされたパナのライカ望遠ズームである。

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焦点域は35mm換算で100mmから400mmまでの長焦点を誇り、ライカ銘柄な光学性能を持ち、しかも防振機構まで付いている美味しいレンズだ。

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サイズはø76mm x 132mm、重量は655g。
F2.8-4の可変ズームであるが故に、換算400mmまでのズームとしては非常にコンパクトなサイズになっている。
質感は同シリーズのライカズーム同様、しっかりした作りをしている。

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レンズ構成は15群21枚(非球面レンズ:2枚、UEDレンズ:2枚、EDレンズ:2枚、UHRレンズ:1枚)。
特殊レンズは全体の1/3である7枚構成となっている。

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フィルター径は67mm。
絞り羽根は9枚円形虹彩絞りである。

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インナーフォーカスであるが、ズーミングによって鏡胴が伸びるタイプだ。
テレ端で45mmほど伸長する。

ズーミングは適度な重さがあって、非常に回しやすい。
ワイド端からテレ端までだいたい90度ほど。
ズームリングから一度手を離さずに一気にテレ端まで回せるのはありがたい。

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ピントリング、ズームリングはライカズームのシリーズと同じ上品な使い勝手だ。
高品位だけあって、途中でリングの抵抗が変わったり、下向きにしてズームが伸びてしまうようなことはない。

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レンズには防振機構のPOWER O.I.S.が搭載されており、パナ製の対応ボディと併用することでボディ+レンズの防振を組み合わせたDual I.S.2を体感出来る。

以前のパナレンズから見ると冗談みたいに良く効く補正効果だ。
効果のピークは恐らくはオリンパスに肉薄していると思われる。
ただ補正能のピークが現れるまで若干のタイムラグがあり、それが唯一惜しまれる。
しかし使ってみれば実用面でまず問題は感じられにくい。

フォーカスはスイッチ式でオートとマニュアルを切り替える。
オリンパスのマニュアルフォーカスクラッチに慣れていると若干もどかしい。

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最短撮影距離は75cm、最大撮影倍率は35mm換算で0.5倍。
望遠ズームでありながら、ハーフマクロ的な使い方も出来てしまうと言う信じられないレンズ。

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フードはロック機構付きの円筒形だ。
ここは花形が欲しかったが、やはり望遠ではインナーズームの方が似合うかなあ?

フード内部は溝タイプである。
個人的には起毛タイプだが、パナには存在していないので諦めている。

以前のパナシステムから考えると、手持ちでこれだけの防振補正能を有するレンズが登場したことは実にありがたい。

このレンズに三脚座は存在しないが、655gと軽量なのでボディを三脚に固定しても十二分に実用的だ。
しかし、この軽さであれば、やはり手持ちで気軽に持ち出す望遠ズームとして使用したいところである。

次回はレンズのテスト撮影で光学性能を確認してみたい。

Leica DG VarioElmarit 50-200mm/2.8-4OIS.

スペック
テスト撮影

2018年5月25日 (金)

Leica DG VarioElmarit 50-200mm/2.8-4OIS.がやってきた

入荷したというので、早速パナ製のライカ望遠ズームをいつものカメラ屋さんで手に入れてきた。

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フルサイズ比較で考えると、35mm換算とは言え100-400mmとは信じられないほどのコンパクトさである。
コレで手振れ補正が付いて、ライカ銘柄を名乗る光学性能を誇るならば文句はない。

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35mm換算でハーフマクロとして撮影出来るほどに接写が可能な高性能ズーム。
マイクロフォーサーズを使用してからは、マクロレンズはトンとご無沙汰である。

どんな写りになるかなあ。

2018年5月24日 (木)

入荷連絡

注文しておいたパナソニックのライカ版望遠ズームが入荷したという連絡が来た。
35mm換算で100mm-400mmの焦点域を誇る高性能ズームだ。

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明日、引き取りに行きますか。
実際に使うのは週末以降になるだろうなあ。

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Panasonic DC-G9Pro+Leica DG VarioElmarit12-60mm/2.8-4OIS.

望遠ズームかあ…。さて、何処に持ち出しますかねえ。

2018年3月30日 (金)

次世代手ブレ補正

いつものデジカメinfoさんにオリンパスの手振れ補正に関する記事が掲載されていた。

オリンパスの次世代の手ブレ補正は更に高性能化する
デジカメinfo

オリンパスインタビューなのだが、タイトル通りの内容になっている。

以前、地球の自転云々というレベルにまで達していた手振れ補正機構が、より高性能化されるのだとか。

これはスゴい。

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Olympus E-M1 MarkII+M.ZD ED300mm/4 IS PRO

最近、オリンパスのハイブリッドタイプのISを使っている時、「あれ?こんなレベルだったかな」と切れ味の低下を感じることが少なくなかった。

このところパナ製のGH5やG9Proを使用するケースが少なくなく、オリンパスだったらもっと効果があったはずとE-M1 MarkIIを久し振りに持ち出した時に感じたイメージだ。

要はパナのDual ISのレベルが相当上がっているという事だったのだ。

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Olympus E-M1 MarkII+M.ZD ED300mm/4 IS PRO

オリンパスは「いきなりググッ」と固定される感じの補正感だ。
シャッター半押しの間は食い付いて離さない感が強い。

対してパナは「ククッ・・グッ」と来る感じだ。
防振を働かせた状態でボディを揺らすと食いつき感は若干弱い。

防振補正機構のタイムラグにはオリンパスに一日の長があるが、実際に実用性から言うと個人的にあまり気にならない。

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Olympus E-M1 MarkII+M.ZD ED300mm/4 IS PRO

オリンパスはこのレベルから更なる上を目指すのだ。
そろそろパナ製ボディのみに落ち着こうかと思ったが、やっぱりまだまだオリンパスボディも確保しておきたくなる記事であった。

より以前の記事一覧