インプレッションも後半である。
まずは軍艦部右側から行ってみたい。
Nikonらしくシャッター部に使いやすい電源スイッチがついている。
F6を使っていたときに、最初このスイッチに驚かされたものだ。
今やいくつかのメーカーも同様の電源スイッチを採用している。
シャッター周りにISOと露出ボタンがあるのはもうお約束だ。
ここにないと結構あたふたしてしまうほどによく使う。
最近のトレンドなのか上部に液晶がついている。
設定を確認できるのでパナのG9同様、個人的には重宝している。
反対の左側にはモードダイヤルがついている。
ロックされているため、上にあるボタンを押し込みながらダイヤルを操作する。
切り替え数はかなり少なめである
ホットシュー部はまあ普通である。
ペンタプリズムはDSLRっぽさを残してある。
個人的にはこれがないとカメラっぽくないので、付けていただいてありがたく感じている。
なかなか見やすいEVFである。
残念なのは円形のファインダーにしてもらえなかった事だ。
Nikonのフルサイズ機は円形のファインダーが特徴だったのに、いきなり平凡な四角だ。
自分としては円形ファインダーが大好きだったので、D3、D700、DfなどNikonのDSLRやライカのS2を使っていたときはテンションも妙に高かった。
今度出るパナソニックのS1もミラーレスとしては珍しい円形ファインダーなので非常に期待している。
背面液晶はチルト式だ。
私はバリアングルが好きなのであるが、まあ是が非でもという訳ではないので与えられたものを使っていくだけである。
背面ボタンはNikonらしく使いやすい。
特にジョイスティックがついているのがポイント高い。
ほかのボタンに比べ、「OK」ボタンのストロークが小さいので使い勝手は非常に宜しい。
再生ボタンは反対側。
パナのG9も同じような配置なので非常に使いやすい。
カードスロットは初めてのXQDだ。
お気に入りの横から挿入するタイプなのでうれしい。底から入れるタイプは撮影モチベーションが落ちそうになる気がする。
だが一つしか入れられないのが厳しい。
出来ればSDカードでいいからもう一つ増やして欲しかった。
XQDカードのためにXQD専用カードリーダーも購入する羽目に。
まあ、パナのS1でも使う予定なので先行投資として考えましょう。
気になったのが外部インターフェースだ。
今回はキヤノンのようにラバー製のカバーになっていたことだ。
DfなどはVLSのようなカバーだったので非常に気に入っていたが、何かすごく平凡になってしまってちょっとテンションが落ち気味である。
バッテリーは新しく刷新された。
今までのものよりも一回り大きくなっている。
動画も兼ねるミラーレスなのでバッテリー大型化は仕方のないところである。
底面の三脚穴はカメラメーカーらしくきちんと光軸上にある。
なかなかよく出来たミラーレスだと思う。
効果がはっきりわかるボディ内防振機構。
不安に感じることのない実用性のあるAF速度。
がっちりとホールディングできるグリップ感とジョイスティックの搭載。
4K動画でもクロップされずに撮影できる動画性能。
私が重視してるポイントをしっかり押さえてきた。
今後発売される望遠レンズには、おそらくレンズ内とボディ内の防振機構をシンクロさせるハイブリッドタイプのものを用意してくるだろう。
カメラメーカーのミラーレスとしては抜きん出ている。
本来であればキヤノンがこのクラスのものを出してくると思っていたが意外である。
最近のコメント